稲田の生き残り　　　　　EH500-74 　　3073ﾚ　　　新鶴見発-宮城野　　　　　　　　　　　　　　　　北朝霞-西浦和　　　　　 2025-05-29　　

今年も田に早苗が植えられて例年の風景となった。ここ宮戸地区に多くの田圃があったが、殆どが稲作をやめてしまった。「物好きに田圃なんかやる者は俺だけになってしまった」とこの田の持ち主は自虐的に嘆いた。農家の高齢化ばかりではない、経費や労力のわりに利のある収入にならない米作がようやく米の不足、高値で世間の耳目を集めるようになった。農政の改革を国民が本腰を入れて取り組まなければならない時はとっくに来ている。ここの田に苗が植えられなくなっては俺の五月も終わってしまう。